2016年3月22日火曜日

曇りのち晴れ

渡部です。今日はこの研修の心情の変化と過程を、紹介したいと思います(笑)
書いた文章を見直してみると...とりあえず恥ずかしい(オイ。)
なぜそのようなリスクを冒してまで書いたのか...理由を申しますと、リアルな留学の様子を知ってもらいたいからです!
国に行くのは魅力的で楽しいです。しかしながら、不安や恐怖といった感情もあります。それらを克服するのも留学の醍醐味だと思います。
その様子と過程を具体的に綴りました。"超"長文ですが、ご覧下さい(笑)




異国に来た実感がない。

それがオーストラリアに到着した時、最初に感じたことだ。しかし、今日から「英語」の生活が始まる。そこには、先の見えない不安があった。


僕は5年間英語を勉強してきたが、実践経験は殆ど無かった。殆ど学校の授業だけで英語を学んだ。つまり「英語」は机上の空論で完結していた。テストで点数を取る為の勉強をしていたと言っても過言ではない。リスニング力、スピーキング力共に皆無だったため、"会話"など以ての外である。
しかし、そんな僕が突然、"高校留学"に行きたいと言い出した。親はその旨を聞くと、何のためらいもなく大金を払ってくれた。


最初の土日はホストファミリーと過ごしたが、案の定、英語が全然聞き取れない。何回も聞き直すこともあった。それでも何とか、大まかに理解していくしかなかった。
"日本語に囲まれた17年間"の常識が覆され、英語圏の生活が始まったわけである。

最初の数日は、"非日常"に慣れなかった。
目が覚め、自分の部屋から出ようとドアノブを掴むのだが、一瞬手が止まる日もあった。扉の外は英語圏である。日本語はもう使えない。英語が聞き取れない不安もあった。
英語が聞き取れないのは経験値の低さ、語彙力の乏しさなど様々な理由があるのかもしれない。

しかしながら、少し経つと非日常も日常へと変わっていった。

全ての単語が聞き取れなくても、状況と勘で"何となく"言いたいことが分かってくるのである。(勿論、全てを理解する事はできないが。)
また、学校に行くことで、「英語」の環境に慣れることができた。
自分の英語力が皆無だったせいか、学校から帰宅すると、登校前より(少しだけ)ホストファミリーの言ってる事が分かるようになった日もあった。


1週目は否が応でも英語を話さなければならなかった。なぜなら、人に聞かなければ何も分からず、家・学校で生活できなかったからだ。1週目には追い詰められた環境があり、"話す"しか選択肢のない場面ばかりだった。
また、環境や生活に溶け込む為にも、自ら積極的に会話を持ちかける必要があった。
ともあれ、1週目は"当たって砕けろ精神"で何とか乗り切ることができた。

焦燥感に駆られたのは2週目だ。


理想より英語力が上達していない自分がもどかしいのだ。家族の出費に釣り合うだけの経験値を手に入れなければ、というプレッシャー。(しかし、その感情は非常に自分勝手である。家族は僕を応援してくれているのだ。)
自分と同じ学校の先輩達の方が英語力は断然上だ。また、他の人のブログを拝見すると、自分より英語が上達しているように見える。(実際はそれほど差がないのかもしれないが、過剰に思い込んでしまう。)このように、どうしても他の人と比べてしまうのだ。
自分の英語力の乏しさを自覚したくない。口を開くと、英語の未熟さを曝け出すだけだ。そういう心情が顔を出すと、ますます話したくなくなった。

しかし結局のところ、リスニング力は環境に置かれているだけでも得られるが、スピーキング力を伸ばすためには、能動的に"話す"しかないのだが。

また、2週目に入り、環境に馴染むことができたので、自分から積極的に話さなくても生活することが可能だった。僕はそれほど親しくない人に、自分から会話を働きかけるのが得意なわけではない。このような環境の誘惑もあった。
このような書き方をしたが、僕はこれらをそれほど深刻に捉えていたわけではない。しかしながら、このような感情は心に引っかかって付きまとうようだった。

何とかしたいと思えば思うほど、何ともできない。

そこで僕は、あれこれ考えることを止めた。
他の人がどうであれ、自分の英語力は元々皆無なので、劣ってて当然なのだ。どれだけ滅茶苦茶な英語を使っても伝われば良い。せっかくの"海外旅行"なのだから、楽しまなければ意味がない。

そう考えるようになると、不思議と「英語」が好きになった。ホストファミリーとも沢山喋るようになり、それによって英語力も向上した。
最初の頃は何度も聞き返していたが、最近は殆ど聞き返さずに返答できるようになってきた。もっとも、全て理解しているわけではないが。
勿論、今も拙い英語のままではある。しかし、英語に対する恐怖と、以前心に引っかかっていたものは無くなっている。


ここに滞在できるのも、あと1週間弱となった。英語力は理想通りには伸びないかもしれない。
しかしながら、残りの時間で色々な人と沢山喋り、英語を思う存分楽しみたい。

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